2017年02月04日

「羊と鋼の森」 宮下奈都 著

これも、私の周りで、評判の良かった本ですが、やっと読めました。

主人公の戸村くんは、偶然聴いたピアノの音に魅せられて、調律師となった若者です。
不器用で、要領が悪くて、そして、たぶん、調律師としての才能もない。
でも、真正直に、真摯にピアノに向き合って、美しい音を探していきます。

クラスに大抵1人位は、音楽の才能があって、ピアノが上手で、
合唱の伴奏など、特に練習しなくても、さっと出来ちゃう人っていましたよね。
それをすごいな〜と、憧れてみることはあっても、自分はそんなこと、絶対できなかったし、
学校の音楽の時間でやることは、あまり、楽しいとも思わないほうでした。

それが、何かのきっかけで、何かの出会いがあって、なぜか、今、毎日のようにピアノに向かっている。
不思議だなぁと思います。
こんな事していていいのかな、何か意味があるんだろうかと思うこともあります。

この本を読んで、若くて、それを仕事としている人と比べるのも申し訳ないけれど、
私も、才能がなくたって、上手くいかなくたって、
魅せられたものに向かって、努力したっていいんだと、慰められたような気がしました。

小説の主人公に申し訳ないもないけれど(^^;
posted by Roo at 12:58| Comment(4) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする